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男性不妊の治療は、次のように行います。

[1] カウンセリング
お一人で悩まないことです。
人間関係や仕事によるストレスなどの因子も複雑に絡み合っていると思いますが、経験豊かな男性不妊の専門医が、患者様とのコミュニケーションを通して、患者様の状態を十分把握した上で、今後の治療方針をアドバイスさせていただきます。
できるだけ自然に近い形で妊娠していただきたいということが基本的なコンセプトです。

[2] 薬による治療
1. ホルモン異常による問題はクロミフェン、hMGあるいはhCGなどにより治療します。
2. 原因不明の方にも、漢方薬、酵素製剤やビタミン剤が有効な場合があります。
3. EDに対しては、バイアグラやレビトラあるいはシアリスという薬剤が有効です。
逆行性射精の方も、薬物療法が有効な場合があります。
4. クラミジアや淋菌などの感染症は十分な薬物治療が必要です。
5. サプリメントとしてのL‐カルニチンは精子の運動性を高める働きと、メタボリックシンドロームの方の場合、ミトコンドリアでの脂肪代謝を活発化する作用があり、男性不妊症での効果が注目されています。

[3] 手術療法
1. 閉塞性無精子症・非閉塞性無精子症
  精巣精子採取術
主に閉塞性無精子症の方に対しておこなわれますが、極度の乏精子症の方におこなうこともあります。
当院では、局所麻酔下に泌尿器科専門医がおこなっております。
時間的には0.5〜2時間で終了し、採取できた精子は凍結保存されます。
もちろん、手術終了後、帰宅できます。
顕微鏡下精巣精子採取術
非閉塞性無精子症の方におこなわれるますが、閉塞性の方でも、普通の精巣精子採取術で精子が採取できなかった場合は、再度、この方法で試みることもあります。
先にも述べましたが、大阪大学泌尿器科の不妊治療グループ(辻村 晃 大阪大学病院教授)は、この方法を2000年からおこない、世界的な実績を持っております。
他院ですでに精巣精子採取術を受けられ、精子を採取できなかった方が、大阪大学で顕微鏡下精巣精子採取術により精子を採取することができた確率は45%です。
精路再建術
避妊手術としてパイプカットを受けられた方が、再度、お子様を希望された時、精管を顕微鏡下に吻合することも可能です。
しかし、このような方の場合、精子を作る機能(造精機能)が低下していることも多く、術後、精子が出現しても少ない可能性もありますので、フォローアップが大切です。
   
2. 精索静脈瘤
  精索静脈結紮術あるいは放射線科との協力で塞栓術をおこなうことがあります。
侵襲の少ない腹腔鏡でおこなうことも可能ですが、これらの手術が必要と判断される場合は、大阪大学をメインとする関連施設をご紹介させていただきます。



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